税についての作文コンクール ~支え合う社会を未来へ~(No.36)

 前期生3年生の見市 歩実(みいち あゆみ)さんと林 愛生 アローラ(はやし まい アローラ)さんが全国納税貯蓄組合と国税庁が実施する作文コンクールに応募し、見事優秀賞を獲得したので、担当の方がお越しになられ、授与贈呈式が行われました。  それぞれの受賞した作文の要旨は以下のとおりです。 「日本では未成年が税金について学ぶ機会はほとんどありません。しかし、税は私たちの生活を支える大切な仕組みです。講演会で『課税とは義務であり、申告が必要』と学び、教育課程に税の理解が不足している現状を実感しました。トライやるウィーク等の職業体験で収入や課税のことを知る機会があれば、働くことの尊さや税のありがたさを感じられるはずです。税を身近に学び、感謝し合う社会を目指したいと思います」(見市さん)  「税金は『国にお金を取られるだけ』と思っていましたが、調べてみると大きな誤解でした。私が病院で医療費を払わずに済んだのは、子ども医療費助成制度のおかげです。高額な医療や薬も、地域の方々が納めた税金で支えられています。税金は誰かの健康や生活を守る大切なお金。将来、私が税金を払うときは『誰かを助ける誇り』として納めたい。税のありがたさを知り、感謝して生きることが大切だと感じました」(林さん)  納税は国民の三大義務のひとつです。税金は私たちの暮らしを支えるだけでなく、地域の医療や教育、福祉を守る大切な仕組みです。自分が納める税金が、近くの誰かの健康や安心につながっていることを知ると、納税は「義務」ではなく「支え合い…

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芦屋市長講演会 ~チャンスの神様には前髪しかない~(No.35)

 12月17日、本校で全校生徒を対象に、芦屋市の高島崚輔市長をお招きし、講演会を行いました。まずは、その冒頭で語られたご自身の半生と、そこに込められたメッセージをご紹介します。 ■ 幼少期から学んだ「挑戦する勇気」  高島市長は1997年、大阪で生まれました。幼稚園の頃はとても内気で、友達を誘うこともできず、隅っこで過ごすような子どもだったそうです。  そんな性格を変えるきっかけになったのが、あるマジックショー。舞台に上がるチャンスがあったのに、怖くて手を挙げられなかった。その帰りにお母様から言われた言葉が、  「チャンスの神様には前髪しかない」。  やりたいと思ったことは、すぐに挑戦しないと後悔する。この言葉が、市長の人生の大きな指針になったといいます。 ■ 中学・高校時代の挑戦  そこから少しずつ物事に挑戦するようになり、中学ではラグビー部や生徒会に参加しました。  大きな転機は、東日本大震災。中学3年の時に募金活動をし、その後、生徒会で東北を訪問。同世代の人たちと話し、「自分も何かしたい」と強く思ったそうです。  この経験が、世界に目を向けるきっかけになりました。 ■ ハーバード大学で学んだ「マイノリティになる価値」  高校時代、海外の大学を見学し、アメリカの大学受験に挑戦。結果、ハーバード大学に進学しました。  しかし、最初は本当に大変だったといいます。授業はもちろん英語。ディスカッション中心で、黙っていると欠席扱い。最初は1時間の授業で10%しか理解で…

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ビブリオバトル ~本との出会いが人生を変える~(No.34)

 12月14日(日)、甲南大学で「全国高等学校ビブリオバトル兵庫県大会2025」が開催され、応援に行ってきました。  ビブリオバトルは、好きな本の魅力をみんなに伝える楽しいイベントです。発表者は、自分が読んで面白いと思った本を、5分間で紹介します。そのあと、会場のみんなで感想や意見を話し合い、最後に「どの本を一番読みたいか」を投票で決めます。まさに“知的書評合戦”といえるでしょう。  本校からは4年次生の河口 茉莉(かわぐち まり)さんが出場しました。彼女が紹介した本は、逢坂冬馬著『同志少女よ、敵を撃て』。2022年の本屋大賞を受賞したベストセラーで、聞き手の多くがあらすじを知っている中、どのような切り口で聴衆に「読みたい!」と思わせるのか、私自身も興味津々でした。  紹介のポイントはこうです。第二次世界大戦中、ロシアで狙撃兵となった少女たちの物語。主人公セラフィマは母を殺された復讐心から戦場へ。冷酷に見えた仲間の一言「私にはもっとふさわしい死がありますから」に込められた思いに、河口さんは再読で気づき、深く感動したそうです。この本は彼女の挑戦心を呼び覚まし、昨年のロシア語スピーチコンテストに挑戦するきっかけとなり、特別賞を受賞するまでに成長しました。本との出会いが人生を変える力を、改めて感じさせてくれるエピソードでした。  大会には県下から40名の高校生が参加し、A~Eのグループに分かれて予選が行われました。河口さんは見事予選を突破し、決勝へ進出。決勝は5名で争われ、優勝者は来年2月8日に…

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