11月28日(金)、1年生の校外学習でHAT神戸にある「JICA関西」を訪問しました。
最初に担当の方からJICAの概要について説明を受け、その後、展示室の見学と事業説明を聞く2つのグループに分かれて活動しました。生徒たちは、国際協力の仕組みやJICAの取り組みについて理解を深めることができました。
最後に全員が講堂に集まり、青年海外協力隊の斎藤弘紀さんから体験談を伺いました。
斎藤さんは「国際協力は特別な人のものじゃない。あなたにもできる」というメッセージを伝えてくださいました。エチオピアでの2年間の活動を通じて学んだことは、国際協力は遠い世界の話ではなく、身近な“助けたい”という気持ちから始まるということ。アフリカには54カ国、280以上の民族があり、文化も言語も多様です。首都アディスアベバは近代的な都市ですが、地方では停電や断水が日常で、教育格差も深刻。小学校中退率は約53%、読み書きができない子どもは39%にのぼります。それでも現地の人々は陽気で前向きで、笑顔を絶やしません。
斎藤さんはこう語りました。
「国際協力に必要なのは、完璧な英語でも特別な資格でもありません。必要なのは健康と、行動する勇気。そして“隣の人を助けたい”という心です。世界とつながる方法は海外に行くことだけではありません。日本にいても、身近な国際交流やボランティアから始められます。大切なのは“自分が何をしたいか”を考えること。国際協力は難しくない、誰でもできる。あなたの一歩が、誰かの未来を変えるかもしれません」
日頃から「世界を見据えて行動しよう」というメッセージを生徒たちに伝えていますが、実際にそれを実践している方の具体的なお話を聞くことで、頭の中がより鮮明になったのではないでしょうか。
今回の学習を通して、将来、世界の貧困にあえぐ人々の役に立ちたいという生徒が一人でも出てくれることを期待しています。